上手くいかない時の対処法
患者への声かけが苦手な人もいるでしょう。色んな工夫をしているのに上手にコミュニケーションを取ることができず悩んでいる人へ、役立つ知識を紹介します。
周囲の意見を聞く
自分だけで考えても問題は解決しません。より多くの人の意見を聞くことで解決への糸口が見えてくるかもしれませんよ。自分なりに試行錯誤しても上手くいかなかったのなら、カンファレンスを開いて同僚から意見をもらいましょう。自分では思いつかなかった声かけのコツを同僚から教えてもらえるかもしれません。思わぬ形で解決できる可能性がありますよ。逆に、自分が得意な患者に対して、同僚が対応に困っていることもあるでしょう。そんな時は積極的にアドバイスしてあげましょうね。
また、怒りっぽいなどコミュニケーションに難のある患者について、カンファレンスを開き看護師全体で対応を統一することでトラブルを未然に防げます。
自分だけで考えるのは危険
患者とのコミュニケーションにおいて悩んだ時に大切なのが、自分だけで抱え込まないことです。特定の患者とのコミュニケーションが上手くいかない時に、自分だけで考えてしまうとどんどん思考がネガティブになっていき、自信を失います。自分で課題と感じている部分も、他の人からすれば全然気にならないことかもしれません。また、自分に原因があると思っていたことが、実は患者側に問題があるといったケースも考えられます。とにかく、悩んだ時は自分だけで考え込まず、周囲の信頼できる人に相談するように心がけてくださいね。
どうしても上手くいかないなら
患者とコミュニケーションが取れない、周囲に相談しても解決しない、相談相手と上手くコミュニケーションが取れない、そもそも信頼できる人がいない、といった場合、いよいよどうすればいいか分からなくなってしまいますね。そんな時は、思い切って転職してください。新しい環境で心機一転ゼロから始めてみましょう。環境を変えた結果、「なんであんなことで悩んでいたんだろう」と思えるかもしれませんよ。どう頑張ってもコミュニケーションが上手くいかない場合、そもそも職場に原因が潜んでいる可能性もありますからね。
転職する場合は、転職エージェントなどのサービスを使ってください。自分だけで転職活動を進めるのは大変です。特に看護師は忙しい仕事なので、できるだけ手間は省きながら転職活動を進めたいところですね。第三者に相談することで、また新たな可能性を見つけられるかもしれませんよ。今の職場で消耗するよりも、新しい環境で前向きに働く道を選びましょう。
実践的なスキルを身につけて現場で活用!
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環境を変えるなら転職エージェントで!
声かけのテクニックを活かせる職場で働きたい看護師におすすめのサービスを紹介します。転職エージェントに登録すれば、転職活動にかかる手間を最小限に抑えながら、自分の希望する条件の揃った職場に転職できますよ。
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【認知症】相手の気持ちを理解する
認知症の患者がどんな気持ちでコミュニケーションを取っているのかを理解することで、正しい声かけの方法が見えてきます。不安を抱えている患者の気持ちを汲み取って、相手に寄り添いながら声かけをしていきましょうね。
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【リハビリ】患者のモチベーションアップがカギ
患者にとってリハビリは辛い作業です。そのため、ネガティブな気持ちで取り組んでいる人も少なくありません。そこで大切なのが、看護師が積極的に褒めてあげることです。褒めることで、モチベーションアップにつながりますよ。